電源開発 佐久間ダム:巨大重力式コンクリートダムのブロック工法による施工

電源開発 佐久間ダム:巨大重力式コンクリートダムのブロック方式による施工
佐久間ダム:巨大重力式コンクリートダムのブロック工法による施工
電源開発が発注し、施工は間組(現・安藤ハザマ)が担当した。

1. 巨大重力式コンクリートダム
自重で水圧に抵抗する方式で、当時として国内最大級の規模を誇った。
2. ブロック工法(ブロック積み上げ方式)を採用
ダム本体を複数ブロックに分割し、順次打設して積み上げる施工方法。
3. 温度ひび割れ対策としての分割施工
大規模コンクリート(マスコンクリート)の発熱を抑えるため、ブロックごとに打設し、冷却管なども併用。
4. 大量コンクリートの安定供給体制を構築
専用バッチプラントを設置し、品質を保ちながら連続的にコンクリートを供給。
5. ケーブルクレーンによる資材運搬の効率化
ダム軸方向に迅速に資材を運搬し、施工スピードを大幅に向上。
6. 基礎岩盤の徹底した整形と処理
岩盤の不陸整正やグラウチングを行い、巨大ダムを支える強固な基礎を確保。
7. 急峻な峡谷地形での大規模工事
天竜川の深い谷で、資材搬入や作業空間確保など多くの施工課題を克服。
8. 戦後復興期の電力不足を解消する国家的プロジェクト
1950年代の電源開発を象徴する工事で、完成後は大きな発電能力を発揮。
 

投稿日時 2016-02-23 22:37:00

投稿:吉川研究室(東京都市大学 名誉教授、工学博士)