電源開発 佐久間ダム(1956年竣工)-竣工記念切手が発行された大規模水力発電-

 天竜川に建設された佐久間ダムは、電源開発(J-Power)が管理/運営する重力式ダムであり、静岡県と愛知県との県境に位置する。戦後建設された大規模水力開発の先駆けとして良く知られており、近代土木/大型機械化施工として、土木史に残る巨大プロジェクでもあった。
 また、佐久間ダムは、竣工記念切手が発行された最初の土木施設であり、当時の巨大土木事業・発電事業が国民の大きな関心事であったことを象徴するものである。

・所在地:静岡県浜松市/愛知県豊根村
・河川名:天竜川水系天竜川
・構造諸元:堤体積:112万m3, 高さ:156m, 堤長:294m
・構造形式: 重力式コンクリートダム
・利用目的: 発電
・事業者:電源開発㈱
・施工:間組(現 安藤・はざま)
・運転開始:昭和31年(1956年)

【関連ホームページ】:
電源開発ホームページにて詳しく説明がある:https://www.jpower.co.jp/damcard/sakuma.html
ズームイン土木にて、俯瞰することができる:http://www.srm-bcp.com/zoomin/zoomin02.html

#切手になった土木  #土木が切手になった

投稿日時 2019-12-04 22:46:00

投稿:吉川弘道