東京急行 田園調布駅 旧駅舎(東京都大田区田園調布)

 東急電鉄東横線目黒線の田園調布駅旧駅舎は、改良工事に伴い平成2年に解体されたが、地元の強い要望と歴史的な建造物の保存から、平成12年に復元された。
 特徴的な屋根のデザインは、マンサード・ルーフ(欧州中世紀の民家)がモデルになっていると言われ、復元に際しては、計測資料や保存サンプルを活用し、忠実に再現している。
 大正年間に始まった目黒蒲田電鉄は、目黒~蒲田間13.2kmが全通することになり、田園調布開発の重要な役割を担うことになる。過密化が進む東京の郊外に優良な住宅地を供給することを目的に開発が進められ、その街づくりに際しては、パリの凱旋門周辺のエトワールという環状道路と放射道路を組み合せた形式が取り入れられている。再現された旧駅舎はこの扇状に広がる街並みの要部分に位置し、全ての放射道路から緑豊かな銀杏並木とともに望むことができ、街のシンボルとして親しまれてきた。
【東急電鉄プレスリリース(1992.12) http://www.tokyu.co.jp/file/991227.pdfより引用】

投稿日時 2020-01-03 15:41:02

投稿:吉川弘道(東京都市大学)