都営地下鉄新宿線 東大島駅 ~川を跨ぐ地下鉄駅と開発の歴史~

東京都江東区には、世にも珍しい川をまたぐ地下鉄駅がある。
都営地下鉄新宿線 東大島駅は、駅のホームが旧中川にかかっている。川の東側は江戸川区、西側は江東区となっており、区の境界もまたいでいる。

東大島駅周辺の土地は、開発の際に大量のクロム鉱さい埋め立てが判明した。六価クロム鉱さいを恒久処理するため、当該地域に集中処理地を設け、鉱さいの還元・封じ込め処理が行われた。封じ込め処理は完了し、現在は公園として開放されている。

現在は亀戸・大島・小松川地区及び南葛西地区において、定期的に大気中の粉じん等を測定し、周辺環境の状況把握がされている。また、集中処理地とその周辺において水質の六価クロム濃度を測定し、監視がされている。
大気モニタリング結果は都内の他調査地点と比較し、同等程度である。また、水質モニタリング結果では、公園の処理水中の六価クロム濃度は下水排除基準値未満だった。

参考サイト、モニタリング結果:東京都環境局『六角クロム汚染土壌対策』
https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/chemical/soil/information/cr6.html

1枚目:昼に撮影
2枚目:夜に撮影

投稿日時 2024-02-16 10:42:05

投稿:松田楓