昭和大橋:新潟地震(M7.5)により被災し、6ヶ月で復旧した道路橋-(社会インフラ研究会2022年4月)

☆昭和大橋:新潟地震(M7.5)により被災し、6ヶ月で復旧した道路橋

*写真1:左岸側から見上げた昭和大橋(パイルベント橋脚)
パイルベント橋脚とは杭式の橋脚であり、建設当時、安価かつ短期間で建設が可能であったため、新潟市内では、昭和大橋や信濃川大橋など多く採用されてきた。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/doro/road/doroizikanri/doroijikanri/kyoryoijikanri/taisin-taika.files/taisinntaika.pdf

*写真2上:新潟地震記録モニュメント(新潟土木事務所)
【抄訳】橋脚が埋没(2基)したり傾斜し、12スパンのうち5スパンが落橋するなどの被害を受けました。その原因は、地震動に軟弱な地盤が液状化し、支持力を失うものです。

*写真2下:橋全体側面の遠景:復旧後も順次改修を行っているが、一部の橋脚は現在も傾いたままである。
https://www.wikiwand.com/ja/%E6%98%AD%E5%92%8C%E5%A4%A7%E6%A9%8B_(%E6%96%B0%E6%BD%9F%E5%B8%82)
【いずれも2021年4月投稿者撮影】

☆追伸:1964年(昭和39年)に発生した出来事を整理しました。
・5月: 昭和大橋竣工:12径間単純活荷重合成桁橋, 橋長:306.5m, 全幅員:24.8m,
・6月6日~11日:第19回国民体育大会開催
・6月16日:新潟地震により被災(橋脚2基が河底に埋没、12スパンのうち5スパンが落橋)
・10月10日~24日:東京オリンピック開催
・12月上旬:改修により復旧

投稿日時 2022-04-18 19:13:00

投稿:社会インフラ研究会