続:吊り橋のメカニズムを探る -明石海峡大橋による解説-

 主塔~橋台間および主塔~主塔間に張り渡された主ケーブルは,直下に多数のハンガーロープ(吊索)を吊り下げ,ハンガーロープは,今度は下方に橋桁を吊り下げることになる.写真1は,主塔~橋台間の画像であり,遥か遠方には橋台(アンカレイジ)が鎮座している.吊り下げられた橋桁とその床版は通行荷重を支え,鉄道橋/道路橋として機能する(写真2には補剛トラスの下面が見える).橋桁自体は,通行路として橋の形状を保つ剛性・強度があれば十分なので,補剛桁とも呼ばれる.
 主塔間の距離は中央支間(center span)と呼ばれ、世界の長大橋梁は中央支間の距離を競っている.多くの橋梁形式の中で,吊り橋は最も長い中央支間を採ることができ,例示した明石海峡大橋は,世界最長の中央支間1991mを誇る.一方では,このような柔構造の巨大構造物は,特に耐風安定性に対する入念な検討が必要である.
 吊り橋全体の構造と機能は‘ズームイン土木’にて:
http://www.srm-bcp.com/zoomin/zoomin03.html
http://www.doboku-watching.com/index.php?Kiji_Detail&kijiId=158

投稿日時 2019-12-16 11:58:34

投稿:吉川 弘道

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