精巧で堅牢な~江戸城の石垣~土木技術者の誇りと執念が感じられる

 江戸城は、麹町台地の東端(現在の東京都千代田区千代田)に、太田道灌が築いた平山城である。近世に徳川家によって段階的に改修され、総構周囲約4里(約16km)と、日本最大の城郭になった。

 徳川家康が江戸城に入城した後は、徳川家の居城、江戸幕府の開幕後は幕府の政庁となる。明治維新後の東京奠都で宮城となり、以後は吹上庭園が御所、旧江戸城西ノ丸が宮殿の敷地となっている。
 東側にある旧江戸城の中心部である本丸・二ノ丸と三ノ丸の跡は皇居東御苑として開放されている。また、南東側の皇居外苑と北側の北の丸公園は常時開放されている。国の特別史跡に指定されている。

 江戸城の「石垣」を目にするとき、石垣の直線美と曲線美に感心するとともに、巨石に圧倒される。また、全て人力に頼らざるを得なかった時代に、このような精巧で堅牢な石垣を造った先人の土木技術者の誇りと執念を感じることができる。

【写真】1枚目中之門、2枚目天守台(平成31年3月31日乾通り一般公開にて投稿者が撮影)
    #ぶらりインフラ探訪記

【参考文献等】江戸城:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
       https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%9F%8E
(2019年4月13日18:00(日本時間)現在での最新版を取得)

投稿日時 2019-04-14 11:03:00

投稿:佐藤祐明