厳冬の奥利根 ~奈良俣ダムと至仏山 ~

奈良俣ダムは、群馬県利根郡みなかみ町の利根川支川楢俣川に建設された、水資源機構の高さ158mのロックフィルダム(多目的ダム)である。利根川水系のダムでは最も堤高が高く、現在完成しているロックフィルダムの中では高瀬ダム176m、徳山ダム161mに次いで日本で3番目の高さである。
昭和49年4月に実施計画調査に着手後、昭和56年1月に工事を開始し、厳しい気象条件を克服しつつ、平成3年に完成した。
【ダムの目的】
〇洪水調節
洪水期に、ダムサイトにおける計画高水流量370m3/sのうち360m3/sを調節して、利根川上流の他のダム群とともに、下流の流量を低減させる。
〇流水の正常な機能の維持
利根川沿岸の既得用水の補給等流水の正常な機能を維持する。
〇新規利水
・千葉県東総用水地区の農地にかんがい用水を供給する。
・都市用水
下流都県の水道用水として最大8.045m3/s、群馬県の工業用水として最大0.65m3/sを取水し、放流する。
・発電
群馬県奈良俣発電所で最大出力12,800kWの発電を行う。
〇主要諸元
ダム型式:中央土質遮水壁型ロックフィルダム
堤高158m、堤頂長520m、堤体積13,100,000m3
総貯水容量90,000,000m3、有効貯水容量85,000,000m3
利用目的:洪水調節・不特定利水・かんがい・上水道・工業用水・発電
施工業者:鹿島建設・熊谷組・日本国土開発
着手年1973年/竣工年1990年
【出典】
「奈良俣ダム」(独立行政法人水資源機構)
https://www.water.go.jp/kanto/numata/04_naramata/naramatadam.pdf)を加工して作成
【写真】平成29年2月投稿者が撮影
写真1は奈良俣ダム堤体と洪水吐、写真2ならまた湖と至仏山

投稿日時 2019-01-13 21:14:00

投稿:佐藤祐明