復興の中の遺構
-宮城県南三陸町 防災対策庁舎-

 住民を守る地上約9mの八幡川(はちまんがわ)堤防と仮置きされた地盤かさ上げ用の土砂の山の間に、宮城県南三陸町の防災対策庁舎は残る。(中略)庁舎はかつての町中心部の高さをを物語る数少ない遺構。当面は、宮城県が保有・維持管理するが、その後の保存は地元の意見が分かれている。
【2017年3月2日読売新聞(夕刊)掲載分より抜粋】

【YOMIURI ONLINE】 http://www.yomiuri.co.jp/stream/?id=05970

追伸:この南三陸町防災対策庁舎では、職員33人を含む43人が死亡・行方不明になった。南三陸町は、庁舎を震災遺構として保存するか解体するかについて、県が維持管理を終える2031年3月10日までに決める方針。

【画像提供:読売新聞社】

投稿日時 2017-03-07 14:44:00

投稿:吉川弘道(東京都市大学)