並列斜張橋 是政橋
(東京都稲城市/府中市)

是政橋は、東京都稲城市と府中市を結び、多摩川に架かる瀟洒な斜張橋。昭和16年に初代の木造橋が架橋され、昭和32年に鉄筋コンクリート橋に架け替えられ、平成期(2011年)に上下線が分離し、2本の並行した斜張橋が竣工・完成した。主塔の青と白の鮮やかなコントラストが周辺地域の景観とよくマッチしており、この多摩川周辺地域のシンボルとなっている。稲城市に育った私は、架け替え工事(RC橋→斜張橋)を、これまで5年間に渡り観察・勉強してきた。特に、施工過程を目の当たりに観察し、斜張橋のダイナミズムと耐荷メカニズムを学んだような気がする。是政橋は、土木エンジニアを目指す私にとって、生きた教材である。
【構造諸元】
・形式:3径間連続合成桁斜張橋(全長401m)
・合成桁:鋼・コンクリート合成床版(SCデッキ)
・架設工法:トラッククレーン・ベント工法
ニュータウンの橋ものがたり(第2回):http://www.tamatimes.co.jp/article/10543
KTI川田グループHP:http://anniversary.kawada.jp/detail/no10075.html

投稿日時 2014-02-10 08:59:00

投稿:岡本翔太